偽浜っこ物語

先日お父～ピンが我が家に泊まっていきました。
携帯を持ち歩かない親ダヌキ達、
たぬは自宅に電話を引いてない為（自宅にいないので局預かりにして早１０数年）
外に出たら最後　全く連絡が取れないのはいつもの事。

う～　ビンビールだったから栓抜きがどこにあるか分かったのだろうか？
電話１本でもあれば一緒に外でご飯食べられるのに～


ツマミの土産を持って帰ったたぬの目の前にはすでに出来上がった大ダヌキが1頭。

お父～ピン　ビールを７本開けてご満悦でした。
・・・この大酒飲みめ・・・

・・・せ・・・栓抜きは見つかったのかい？

やっぱりなかなか発見できずあちこち探したのだそうです。
・・・新しい栓抜き使ってました・・・。(T-T)
使用済みのが３つもあるじゃないか・・・ま、いいけどさ。

たぬが帰ってくるまで布団を引く事も許されない　かわいそうなお父～ピンを隅に追いやり
お布団をセット、　う～ん完璧だ。
（出して準備しておくとカバーを付ける前に敷いてしまうので　勝手に触らせない事にしている。）

そして深夜・・・

お父～ピンの大イビキと酒の臭いで全く眠れないたぬ。

(T-T)

毎回の事だけど・・・原因（ビール）を用意したのも確かにたぬだけど・・・

やるせないっ！！
（用意しなくても　結局コンビニから酒を買ってきて同じ事になる）

イビキ音消しの為にスカパーつけっぱにして丸くなるたぬ。

そのうち深夜３時頃にはアルコールの切れたお父～ピンがＴＶを消しにたぬの部屋へ

何？

申し訳ないとは思うが　ただでさえ疲労が溜まっている上に睡眠時間を削られ　人の気配があると野生動物並みの神経で目が覚めるしろたぬき。
（地震も起きる直前に目が覚める。理由は不明）
お父～ピンなど部屋に入る直前に気配で気が付いてしまう。
（結局入る事も許されないきのどくなお父～ピン）

そして眠れないたぬはどんどん機嫌が悪くなってゆく。

それでも　たぬには楽しみにしていた事が一つ。

早朝５時頃、ゴソゴソ何かやっているお父～ピン　何か作ってるみたいだ。

７時ちょっと前にたぬ起床、

作ったから～

見るとそこには　たぬの楽しみにしていたブツの変わり果てた姿が・・・

カジ・・・・(T-T)
・・・お父～ピン、煮過ぎデス・・・

家庭菜園からの収穫であったインゲンとサヤエンドウを湯通ししてくれていたようでした。
しかし普段やりなれない事である上に（冷水で熱を飛ばす事を知らない）
たぬの家の鍋の熱伝導率は一般家庭のソレとは大きく違うという事も当然分からない。

善意からの行動だったのですが　落胆の色を隠せないたぬ。

の・・・ＮＯ～～～～～！！il||li_|￣|○il||li

そこに丁度お母～ピンから電話

たぬ、どうお？美味しいでしょう？

ウン・・・きっと美味しかったんだろうねえ・・・

？

何つーか　そんなカンジでした。

職場には燃え尽きたタヌキが１匹。

まあ　新しいお風呂が確認できて良かったのかな？
こんなんじゃ　たぬ　人の世話なんてまだまだできないね・・・。

・・・とまあ　鬼嫁ならぬ　鬼娘なたぬでしたが、
一応お父～ピンには　素泊まりでしかさせてあげられないよとお断りを入れている事を　ここにうすらぼんやりと記しておきたいと思います。