偽浜っこ物語

めずらしく連休のたぬ。　今日も今日とて　お友達とご飯を食べに出かけました。
散々食い散らかして　送り出した後、ふと思い出す。

( ￣Д￣)　あ～そういえば広重やってたんだっけっか・・・

毎日のように近くを通るのだけれど　開館時間に全く折り合いがつかず一度も入った事のなかった神奈川県立歴史博物館。
今日は時間が合うから入れる～

特別展示の歌川広重は薄暗い展示室に微妙な温かさの室温。

ちょうどボランティアの方の解説の時間でもあり　年配の来場者の方々に混じってたぬもついて回る。

(￣◇￣)・・・。

・・・ダメだ・・・たぬ・・・この環境では・・・寝てしまいそうだ。

ひたすら眠気と戦いながら一通り回り　常設展示室へ。

ここは3階から順路を回る仕組みになっていた。

３階の展示室に入り　主に鎌倉の展示物を見ていたその時・・・

パン

( ￣Д￣)　あら？


館内真っ暗。　うっそ～ん

せいぜい5～6人しか同じフロアーにはいなかったけど、たぬを含めて入場者は立ち往生。
にわかにあせりだす博物館スタッフの方々。

すぐ復旧しますので・・・の言葉にそれぞれがその場に座って電気が点くのを待つ。

こんな事　いままでなかったけどなあ・・・
電気　使いすぎたのかな？博物館スタッフの方

そんなはずないでしょう？( ￣Д￣)　

だって今日は割りと涼しいからエアコンもフル稼働って訳じゃないだろうし何より薄暗いくらいの照明よ？

懐中電灯を片手にフロアーを点検して回る博物館スタッフ。
しゃがみこんでる人に気分が悪いのかと聞いて回る。
・・・違うもん、動くの面倒だから電気点くの待ってるだけだもん・・・。

(-_-;ウーン、どうしよう？
携帯のライトで照らすと多少違うかなあ？

大分暗闇にも目が慣れ　携帯で照らすと展示物が暗闇の中浮かび上がる
・・・けど、やっぱ見づらい・・・（当たり前です）
うっかり写メのシャッターを押して暗い館内を誤写する事しばし。
（ボタンが見えないから操作がうまくできない）

暗闇の中　アワアワしているたぬきが一匹。

５分ぐらい経っただろうか？結局電気は点かず　エレベーターに誘導される閲覧者達。
エレベーターは動くのに・・・
雷も鳴ってなかったしなあ。

1階の講義室らしい所に一度集められ、申し訳ありませんでしたと招待券を配る博物館サイド。
ほとんどの方々が閉館時間も迫ってる事もあり帰ってゆく。

・・・(-＿-)・・・。

すでに招待券で入場しているたぬ。今更同じものもらっても・・・

そして何より・・・有効期限に間に合わないに違いない。

復旧してる場所もあるので開館時間を１５分延長します

じゃあ、見てきます

博物館サイドからすると自主的に帰っていただきたい所だろう。
どこまでも迷惑な閲覧者が１人。

３階にエレベーターで登り入ると・・・


やっぱり真っ暗。見えねぇよ・・・。

トテトテトテトテ・・・・。

根性で展示物にかじりつくたぬ。
誰も居るはずのないフロアーに閲覧者が一人。回ってきたガードマンがびびるびびる。

いやーご迷惑おかけしてます。
・・・でも度胸あるなあ・・・

そう、実はたぬの目の前には仏像やら鎧やらの人型のものが多く展示されてるブースだったのでございます。

( ￣Д￣)　えー
だって、ここのはほとんど複製品だし～　（中身はカラッポでしょう？）

ガードマンの懐中電灯に照らされながら展示物を見る迷惑な閲覧者。

そのうちフッと電気がついてやっと明るくなり　にわかに始まる読経（テープ）

わあい、明るくなった～喜ぶ所ではありません。

皆様は決して真似などなさらないよ（略